オルニチンが、肝臓で行われるアンモニア解毒をサポート。
肝臓は生体の化学工場ともいわれ、血液で運ばれてきた物質に対する多彩な反応が行われています。その数はおよそ500種類以上。その中でオルニチンは、アンモニア解毒、タンパク質合成などのはたらきで肝臓を助けていると考えられています。
肝臓で行われる解毒作用とは、私たちの身体にとって毒性のある物質を別の物質に変えて毒性を減らす作用です。たとえばアンモニアはグルタミン酸からグルタミンを生成するのに必要な物質ですが、アンモニアが大量に私たちの身体の中に蓄積すると大変危険です。そこで肝臓はアンモニアを尿素に変換して排出することで解毒します。オルニチンはこの解毒作用のときに大きな役割を果たしています。詳しく言うと、オルニチンは「尿素回路」というアンモニアを解毒するシステムの構成要員なのです。オルニチンは、私たちの身体に有害なアンモニアを肝臓で取り込み、尿素に変えるはたらきをしています。その過程でオルニチンは別のアミノ酸に変わりますが、再びオルニチンに戻されることがわかっています。このことから尿素回路は別名「オルニチンサイクル」とも呼ばれています。

オルニチンサイクル
さらに、アルコール濃度の上昇抑制効果も実験で確認されています。
オルニチンを摂取することで、肝臓のはたらきを助けるほかに、血中のアルコール濃度の上昇を抑えることが動物実験で確認されています。
マウスにエタノールを与え、その30分後にオルニチン水溶液または蒸留水を与えました。エタノールを与えてから1時間後から4.5時間後まで経時的に血中のエタノール濃度を測定したところ、オルニチンを与えたマウスにおいて有意に低い値が得られ、血中のアルコール濃度の上昇を抑える効果が確認されました。

オルニチン投与後の血中エタノールの変化

