L-Aspartic acid / Aspartate
(アスパラギン酸)

タンパク質構成アミノ酸、非必須アミノ酸。
食品では魚(かつお、まぐろ)、肉類(鶏肉、豚肉)のほか、アスパラガス、アボカドなどに多く含まれている。
生体内でアスパラギン酸はオキサロ酢酸とグルタミンから作られる。またオルニチン回路においても必要なアミノ酸である。体内で窒素やエネルギーの代謝に関係し、エネルギー源として最も利用され易いアミノ酸のひとつ。
ヒトでの予備的な試験や動物試験の結果などから、持久力の向上や疲労回復効果が期待されている。
興奮性の神経伝達物質としても働く。

参考論文

  • 筋肉内での遊離脂肪酸の利用、グリコーゲンの生成を増加し、持久力が増加(アスパラギン、アスパラギン酸、カルニチンの組合せ) (Lancha AH Jr, et al., Physiol Behav. 1995;57(2):367-71.)
  • 健常男性において運動後の遊離脂肪酸利用を増加し、乳酸濃度が低下(アスパラギン酸K/Mg) (Wesson M, et al., Res Quart Exerc Sport. 1988;59(3):234-9.)
  • 健常男性において持久力が増加 (アスパラギン酸K/Mg) Ahlborg B, et al., Acta Physiol Scand. 1968;74(1):238-45.
  • ラットにおいて運動後の筋肉及び肝臓でのグリコーゲン分解を抑制 (Marquezi ML, et al., Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2003;13(1):65-75.)

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