GABA
(γ-アミノ酪酸)

非タンパク質構成アミノ酸。
食品では発芽玄米の成分として有名であり、その他にも野菜、茶葉、発酵食品に多く含まれている。ヒト体内でも広い範囲で存在し、特に脳や脊髄などの中枢神経系に多く含まれている。
抑制性の神経伝達物質として働く、つまり、不安状態や興奮を和らげる作用に関与する。一方で、腸管では蠕動運動を促進、胃酸分泌を促進する。脳代謝改善剤としても用いられている。
体内ではグルタミン酸から生合成される。

参考論文

  • 軽度高血圧症の成人において拡張期および収縮期血圧を低下(GABA含有発酵乳) (Inoue K, et al., Eur J Clin Nutr. 2003;57(3):490-5.)
  • 軽度高血圧症の成人において拡張期および収縮期血圧を低下 (梶本ら. 薬理と治療. 2004;32(12):929-44, 松原ら. 薬理と治療. 2002;30(11):963-72.)
  • 更年期女性の愁訴を軽減 (岡田ら. 日本食品科学工学会誌. 2000;47(8):596-603.)
  • 成長ホルモン分泌の促進 (Cavagnini F, et al. J Clin Endocriol Metab. 1980;51(4):789-92.)

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