L-Hydroxyproline / Oxoproline
(ヒドロキシプロリン)

タンパク質構成アミノ酸であるが、タンパク質中に組み込まれたプロリンのγ炭素原子にヒドロキシ基が結合した、つまり翻訳後に水酸化されることによって作られる修飾アミノ酸である。
食品ではゼラチン、肉類(すじ肉など)に多く存在し、ヒト体内でも特に皮膚、腱、骨に多く存在する。
コラーゲンに特徴的なアミノ酸であり、約10%をヒドロキシプロリンが占める。ヒドロキシプロリンによって、コラーゲンの構造が安定化されていると考えられている。コラーゲンの産生促進作用が動物試験の結果から期待されている。
日本国内では化粧品に使用されている。

参考論文

  • ラットにおいて経口摂取で皮膚中のコラーゲン量を増加 (Aoki M, et al., Biosci Biotechnol Biochem. 2012;76(6):1242-4.)

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