2016年8月5日
グルタチオン学術研究会 第1回懇談会を開催
協和発酵バイオ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小谷 近之)は、2016年4月28日(木)に東京・丸の内でグルタチオン学術研究会 第1回懇談会(主催:協和発酵バイオ株式会社)を開催いたしました。グルタチオン*1は国内で医薬品素材として欧米や東南アジアでは抗酸化、解毒、美白のためのサプリメントの素材として広く使用されています。本研究会は、古くから研究の対象として注目されていたグルタチオンに関し、新たな知見やその研究成果を発表し、研究を活性化する場として新たに立ち上げられました。
総合討論にて意見を述べる協和発酵バイオヘルスケア商品開発センター研究員 森田匡彦
第1回目となる懇談会では、総合司会として藤井 順逸 教授(山形大学大学院 医学研究科)と佐藤 英世 教授(新潟大学医学部)をお招きし、3名の大学の先生方にグルタチオンの新たな生理機能やメカニズムの知見や測定法などについてご発表いただきました。本懇談会にはアカデミアの研究者を含む50名の方にご参加いただき、過去から現在の知見に関し活発な討論が繰り広げられました。今後はより多くの研究者にグルタチオンという素材に興味をもっていただき、研究の裾野を広げられるよう海外での開催も視野に活動を行っていく予定です。
協和発酵バイオは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。
<発表の概要>
日時 | 2016年4月28日(木)14:00-18:30 |
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場所 | トラストシティカンファレンス丸の内「Room1」 |
研究会名 | グルタチオン学術研究会 第1回懇談会 |
<用語説明・文献>
*1 グルタチオン(L-グルタチオン):グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチド。食品や細胞にも含まれており、薬物や異物の解毒、体外排泄に関わります。また、生体内の抗酸化物質としても非常に重要であり、酸化による傷害から生体を保護する役割を担っています。