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ニュース

2016年9月5日

日本アミノ酸学会10周年記念大会において
L-シトルリンに関する研究を発表

 協和発酵バイオ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小谷 近之)は、
運動前 (プレワークアウト) の*1L-シトルリンの経口摂取が運動パフォーマンス向上作用を示すと
ともに血中の分岐鎖アミノ酸 (BCAA) の利用を促進する可能性を見出しました。この研究成果を2016年9月11日~13日に東京大学・伊藤国際学術研究センターで開催される日本アミノ酸学会10周年記念大会において発表します。

 協和発酵バイオは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。

<発表の概要>

日時 2016年9月13日(火)
場所 伊藤国際学術研究センター(東京大学構内)
演題 プレワークアウトにおける L-シトルリン摂取による
運動機能向上効果とBCAA代謝への影響
演題番号 P-11

<研究の背景>

 近年、*2NO (Nitric Oxide: 一酸化窒素) が運動パフォーマンスを向上させるという報告がなされ注目を集めており、アメリカではプレワークアウトにNO 産生を向上させる目的で摂取するサプリメントが大きな市場を形成しております。

L-シトルリンと研究目的>

 L-シトルリンは遊離アミノ酸の 1 種であり、血管内皮において L-シトルリン- NOサイクルを構成し、NO 産生を介して血管の機能維持に重要な役割を果たしています。よって、L-シトルリンは NO の前駆体として働き、NO 産生を介して運動パフォーマンスを向上する作用が期待されます。
そこでプレワークアウトの L-シトルリン摂取が運動パフォーマンスに及ぼす影響を検討しました。

<研究の概要>

 日頃から運動習慣があり、運動機能の高い 20~30 代の男性を対象にプラセボ対照二重遮蔽
クロスオーバー試験を実施しました。プラセボもしくは L-シトルリン 2.4 g/日を8 日間経口摂取させ、エルゴメーターによる 4 km のタイムトライアルを実施し走破時間、血中のアミノ酸濃度、酸素利用効率、運動に関する主観的な指標 (*3VAS) 等を測定しました。
 その結果、L-シトルリンの摂取によりプラセボ摂取時に比べ、走破時間が有意に短縮されました。また、血中のアミノ酸濃度に関して、L-シトルリン摂取により、プラセボ摂取時と比べ L-シトルリン及び *4L-アルギニン濃度が有意に増加していた一方で、分岐鎖アミノ酸 (BCAA) 濃度は有意に低下しました。さらに、酸素利用効率と血中の NO 濃度の相関解析を実施したところ、L-シトルリン摂取時においてのみ両者の間に有意な正の相関が確認されました。
主観的な指標においても「筋肉の疲れ」と「集中力」に関して有意な改善作用が確認され、
「全体的に楽に漕げた」と感じる傾向にありました。
以上より、運動前のL-シトルリン摂取は、NO産生を介して酸素利用効率を向上させることで
持久的な運動パフォーマンスを向上させることが明らかとなりました。

<研究成果の意義>

 これまで、L-シトルリンの経口摂取による日本人での持久的な運動に対するパフォーマンス向上作用に関しては報告がありませんでした。本研究で得られた結果は、日本人においてL-シトルリンの経口摂取が持久的な運動パフォーマンス向上作用を有することを見出した初めての知見となります。その作用機序として、NO 産生を介した酸素利用効率の向上及び BCAA 代謝の体内利用促進を介したものである可能性が示唆されました。また、主観的な指標においても改善作用が見出されたため、運動前(プレワークアウト)のL-シトルリンの摂取は体感を伴って運動パフォーマンスを向上させることが示されており、ランニングをはじめとする様々なスポーツでの活用が見込まれます。

<用語説明・文献>

*1 シトルリン(L-シトルリン):アミノ酸の一種であり、血管を拡張し血流を促すことで、運動パフォーマンスや持久力の向上効果が期待される成分です。

*2 NO(一酸化窒素):体内の血管の細胞で日々産生されている物質で、血管拡張作用を始め様々な生理作用が知られています。

*3 VAS:Visual Analogue Scale、視覚的評価スケールともいい、個人の主観的な感覚を評価する方法です。

*4 アルギニン(L-アルギニン):アミノ酸の一種であり、NOを産生して血管を拡張し、血流を促す事が知られております。

<大会リンク>