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ニュース

2016年9月14日

日本アミノ酸学会10周年記念大会において
グルタチオンの代謝解析に関する研究を発表

 協和発酵バイオ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小谷 近之)は、 グルタチオン*1 経口投与による特徴的なアミノ酸代謝経路の活性化や、レドックス*2 状態に及ぼす影響を、新潟大学医学部・佐藤英世教授との共同研究により明らかにしました。この研究成果を2016年9月11日~13日に東京大学・伊藤国際学術研究センターで開催される日本アミノ酸学会10周年記念大会において発表しました。

 協和発酵バイオは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。

<発表の概要>

日時 2016年9月13日(火)
場所 伊藤国際学術研究センター(東京大学構内)
演題 グルタチオン投与による特徴的アミノ酸代謝プロファイルと
レドックス動態
演題番号 P-10

<研究の概要>

 生体におけるグルタチオン*1 およびその代謝系は、生体外異物や活性酸素から身体を保護する内在的な機構を形成しています。グルタチオンは、我が国では薬物中毒等に対する医薬品として、アジアや米国では美容や抗酸化、免疫賦活を訴求したサプリメントとして使用されています。これまで我々は、栄養生理学的な見地からグルタチオン摂取の生理的意義を検証し、免疫応答や皮膚状態、肝機能などに対し、グルタチオンが有益な作用を発揮することを見出してきました。

 今回我々は組織メタボローム解析に基づき、グルタチオンをマウスに経口投与した後の消化管を介する代謝プロファイルやレドックス*2 変化への影響を解析しました。その結果、グルタチオン投与後の空腸や血漿において、経時的に各構成アミノ酸、ペプチド類の上昇が認められましたが、代謝マッピングから興味深いことに、アルギニン-ポリアミン代謝経路の活性化、分岐鎖アミノ酸 バリン、ロイシン、イソロイシンの増大が観察されました。さらに、尿素サイクルを構成するシトルリン、アルギニン、オルニチンが有意に増加し、アミノ酸代謝の特徴的な変化が認められました。この時、グルタチオン投与直後から血漿レドックス電位が還元方向にシフトすることが明らかとなりました。

 以上の結果から、グルタチオン摂取は抗酸化機構を介した作用に加え、各アミノ酸代謝経路や生体のレドックス状態の調節を介して多様な生理効果を発揮する可能性が示唆されました。

<用語説明・文献>

*1 グルタチオン:グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したトリペプチド。食品や細胞にも含まれており、薬物や異物の解毒、体外排泄に関わります。また、生体内の抗酸化物質としても非常に重要であり、酸化による傷害から生体を保護する役割を担っています。

*2 レドックス:さまざまな生命活動に伴う「酸化」と「還元」の状態。細胞機能や遺伝子の発現、タンパク質の活性や分解調節、また炎症やそれに続く疾患など、多様な分子生理的側面で酸化と還元のバランスは重要な意義を有しています。

<大会リンク>