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ニュース

2017年5月22日

第71回日本・栄養食糧学会大会においてL-シトルリン及び
L-アルギニンの併用摂取効果に関する研究を発表

 協和発酵バイオ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小谷 近之)は、L-シトルリン*1及びL-アルギニン*2併用摂取が一酸化窒素(NO)産生を介して運動機能を向上させることを、順天堂大学 鈴木良雄 先任准教授との共同研究において見出しました。これらの研究成果を2017年5月19日~21日に沖縄県宜野湾市にて開催された、第71回日本栄養・食糧学会大会において発表しました。

 協和発酵バイオは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、
新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。

<発表の概要>

日時 2017年5月20日(土)9:00 - 10:00
発表番号 2A-A27
場所 ポスター会場・エリアA
演題 L-シトルリン及びL-アルギニン併用摂取による
NO産生を介した運動機能向上作用

<研究の概要>

 NOには血管を拡張する作用があり、血流促進作用などを介して様々な生理作用をもたらす事が知られており、生体内において、NO合成酵素を介してアミノ酸の一種であるL-アルギニンを基質に産生されます。これまでの研究から、L-シトルリン及び L-アルギニンの併用摂取が、単独摂取と比べて血中の L-アルギニン濃度や窒素酸化物(NOx)濃度を即効的、相乗的に上昇させることを見出しています。
今回発表する研究では、L-シトルリン及びL-アルギニンの併用経口摂取が運動機能に及ぼす影響を検討しました。

 男子大学サッカー部員を対象にプラセボもしくはL-シトルリン (1.2g/day) 及びL-アルギニン (1.2g/day) を 7 日間摂取させ、エルゴメーターで 10 分間の全力疾走を実施し、運動機能に及ぼす影響を検討しました。

 その結果、L-シトルリン及びL-アルギニン併用摂取によりプラセボ摂取時と比べてエルゴメーターの仕事率が有意に向上するとともに、運動前後の血中NOx濃度の変化量も有意に向上していました。また、VAS*3アンケートにおいても「足の張り」「全体的に楽に漕げた」の項目で 体感の有意な改善が認められておりました。

 以上より、L-シトルリン及びL-アルギニンの併用摂取は、NO産生を介し、体感を伴って運動機能を向上させる可能性が示されました。

<用語説明・文献>

*1 シトルリン(L-シトルリン):アミノ酸の一種であり、血管内皮機能改善作用や筋タンパク質合成促進作用を有することが報告されています。

*2 アルギニン(L-アルギニン):アミノ酸の一種であり、血管内皮機能改善作用や成長ホルモン分泌促進作用を有することが報告されています。

*3 VAS(Visual Analogue Scale):視覚的評価スケールともいい、個人の主観的な感覚を評価  する方法です。

<大会リンク>